「Google Antigravity」でMCPサーバーの使い方について詳しく解説します。
MCPとは
「Google Antigravity」でMCPを使う前に、MCPの概要を簡単に解説します。
MCP(Model Context Protocol)は、AIツールが外部のリソース(ファイル、データベース、APIなど)にアクセスするための標準規格(プロトコル)です。主な構成要素は以下の3つです。
| 要素 | 説明 |
|---|---|
| MCPホスト (Host) | AIモデルを搭載し、ユーザーインターフェースを提供するアプリケーション(例:Google Antigravity, Claude Desktopなど)。 |
| MCPサーバー (Server) | 特定のデータソースやツールを制御し、MCPの仕様に則ってホストに機能を提供する軽量なプログラム。 |
| MCPクライアント (Client) | ホストの中に組み込まれ、サーバーとの通信(JSON-RPCベース)を確立するコネクタ。 |
MCPが登場する前は、各AIツールが独自の方式で外部連携機能を実装していました。
基本的な流れ
AIツールでMCPを利用するときの基本的な流れは以下のとおりです。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| ① 初期化 | ホストがMCPサーバーを起動し、サーバーが持つ「何ができるか(機能リスト)」を把握する。 |
| ② 要求 | ユーザーの入力に基づき、ホストがサーバーに対して「リソースの読み取り」や「ツールの実行」を要求する。 |
| ③ 応答 | サーバーが処理を行い、結果を構造化データとしてホストに返す。 |
| ④ 生成 | ホスト(AIモデル)がその結果を統合し、最終的な回答をユーザーに提示する。 |
AntigravityでMCPを使用する方法
AntigravityでMCPを使用する方法は、主に「MCPストアからのインストール」と「カスタム設定(JSON編集)」の2通りがあります。前者の方が初心者には使いやすいです。
MCPストアを使う場合
Google Cloud系のサービス(BigQuery, AlloyDB等)や、主要なSaaSと連携させる場合に最も簡単な方法です。
① Antigravityのエディタ画面右側にある「Agent(エージェント)パネル」の右上にある 「…(3つの点)」メニュー をクリックし、「MCP Store」 を選択します。
② 一覧から接続したいサービス(例:BigQuery)を探し、「Install」 をクリックします。
③ インストールボタンを押すと、プロジェクトID、リージョン、認証情報(IAMやAPIキー)などを入力するフォームが表示されるので、必要事項を入力して保存します。
④ これでインストール完了です。AIエージェントが「BigQueryのデータを分析して」といった指示を理解し、サーバー経由で直接データを取得できるようになります。
カスタム設定(JSON編集)を使う場合
自分で作成したMCPサーバーや、MCPストアにない外部MCPサーバーを使いたい場合、設定ファイルを直接編集します。
① 「Agentパネル」の 「…」メニュー > 「Manage MCP Servers」 を選択し、表示された画面で 「View raw config」 をクリックします。
② mcp_config.json が開きます。以下のようにmcp_config.json 内の mjs_servers セクションに、サーバーの起動コマンドを追加します。
設定例 (ローカルファイル操作用):
{
"mcpServers": {
"filesystem": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-filesystem", "/Users/yourname/projects"]
}
}
}
③ ファイルを保存すると、Antigravityが自動的にサーバーを認識します。認識されない場合は、Manage MCP画面で 「Refresh」 を押してください。
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